夫 朝帰りで体調を心配

先日、珍しく…五時半頃だったろうか。お決まりの新聞が投函される音を聞いた頃、玄関が開く音。まさか新聞配達の人?

馬鹿!疑いつつ、眠気眼をこすり、ウトウトしつつ向かえば、其処にはよく知ったる顔。夫 朝帰りじゃん、珍しくシャキっとしており、でも疲労困憊。

「お疲れ様です」と声をかけ、頭を下げる。小さく「あぁ、ただいま」と、小声で呟き横をすり抜け、自室へ向かう彼。

不機嫌?否、疲れてっからさ。休ませてあげたい。そう思いそうっと部屋へ戻る事に。刹那、旦那の部屋で着信音が響く。

そして話声。ひょっとしたら……嫌な予感は的中。夫 朝帰りでようやく一息なはずが、緊急招集。もう会社へ出勤だと、慌ただしく着替え準備。

これでは近い将来、彼が倒れ……危惧した私は諌めてみるが、夫 朝帰り程大変な会社。どうしても外せんと。

今日も夫 朝帰り?嗚呼、会社は如何せんどこまで、酷使すんやろう。これじゃ奴隷っつーに。彼が無事、寝れる事を願うばかり。